室井一辰著『世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術』
連携パートナー室井一辰の『世界の医療標準からみた受けてもムダな検査 してはいけない手術』(洋泉社、2019)が、2019年1月に発売されます。
米国の医学会などが参加しているキャンペーン「Choosing wisely(チュージング・ワイズリー)」に基づいて、そのリストに記載されている、必要性を問うべき医療を紹介しながら、無駄な医療とはどういった背景で生まれるのかを解説しています。
出版に当たって(室井一辰コメント)
無駄な医療、ムダな医療と検索すると、室井一辰が表に出てくるようになってからもう5年ほどになりました。チュージング・ワイズリーの動きをリポートして、さまざまなメディアでも紹介いただきましたが、チュージング・ワイズリーそのものが難しい内容があると思っていました。
そうしたときに、もっと入門的に新書を出しませんかというご提案をいただき、よりやさしい内容にしてお書きする機会をいただきました。
ムダな医療というのはどういうものなのかという基本的なところから、お書きしています。ちなみに、いわゆる医療否定本ではありません。米国医学会が公式に発表している、不必要と思われる医療行為、必要性を問うべき医療行為をリストにした、チュージング・ワイズリーに基づいて、そこに記載されている医療行為の中から、一般の人にとっても身近なものについて、統計データなども引きながらやさしくなるよう心がけつつ、まとめております。
ご自身の健康のため、ご参考としていただけましたら幸いです。よろしくお願いいたします。
室井一辰
これでいいのか 日本の医療常識!?(出版社より)
医師も知らずに行っているムダな手術や投薬、利益を追求するあまりに行われている過剰な治療……この国の医療には様々なムダがある。しかし世界では、医師たち自らがムダな医療行為を告発していく「チュージング・ワイズリー(賢い選択)」の動きが盛んだ。エビデンスに基づき「効果がない」「デメリットが目立つ」と現在では疑問を投げかけられている治療行為の数々を、医療経済ジャーナリストが渾身レポート!
- 第1章 こうして医療にムダがはびこる
- 第2章 エビデンスが突きつける「その医療、まだ続けますか」
- 第3章 こんな【検査】には意味がない!
- 第4章 こんな【薬】は飲むだけムダ!
- 第5章 こんな【手術】では治らない!
- 第6章 医療を疑うことの意義